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緊急事態宣言延長と米雇用統計が注目される理由【株レポ】

💹株式投資
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株式トピックス【5月3日〜5月7日】

どうも、晴れオトコです。

今週のトピックスは、

✅ 緊急事態宣言へ

✅ 米雇用統計 市場予想下回る

てなことがありましたねで。

株式市場にはどんな影響があるの?

それでは早速、見ていきましょう。

🦠 緊急事態宣言延長へ

 政府は7日、東京、大阪などに発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言を31日まで延長することを決定した。対象地域は現在の4都府県に愛知、福岡両県を追加する。

 新たな方針では、百貨店など大型商業施設に対する休業要請を見直し、代わりに午後8時までの時短営業を要請する。イベントの開催条件も緩和した。

出典:Bloomberg

新規感染者、重傷者数の改善のない中での緩和は全く理解できませね。

出典:日経新聞

宣言を発出すのは国ですが措置を施すのは自治体。

何もかも自治体任せになってますね・・・

市場でも解除されるとの見方は誰もしていなでしょうし短期的な影響はほとんどないでしょうね。

しかしながら、今回の延長による経済損失は1兆7600億円、

失業者数を追加で7.0万人増加させる規模になる、とも言われています。

中長期的な見通しの変化はワクチン接種の進み具合に左右されそうです。

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🇺🇸 米雇用統計 市場予想下回る 

 米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比26万6000人増と、市場予想の97万8000人増を大幅に下回る伸びとなった。労働力不足が要因となった可能性がある。

 バーキン総裁は、自身が「総体的」指標として注目する人口に占める雇用者の比率は57.9%と、昨年12月の57.4%から小幅な伸びにとどまっており、新型コロナウイルス危機前の61.1%をなお下回っていると指摘。雇用面での「一段の大幅な進展を期待しており、4月の統計がより力強い内容になると想定していた」と述べた。

出典:JIJI.COM

さらに、3月の雇用統計も91万6000人から77万人に下方修正されました。

伸びが鈍化してますね。

内訳をちょこっと見てみると、

🍽 レジャー・接客 33.1万人増

これはワクチン接種が進み人々の外出・外食が増えた、などの影響。

🚙 自動車・自動車部品 2.7万人減

世界的な半導体不足で自動車メーカ各社が減産に踏み切ったことが影響。

🚙 人材派遣 11.1万人減

これは経済の正常化に向けて正社員を増やしているとの見方もできますね。

雇用統計の発表は今後も大事なイベントなの?

大事です、かなり。

先月パウエルFRB議長が先月、

今後数ヶ月、3月並みの雇用増加(90万人程度)が続けば、

我々の目標に向けた進展が始まったとみなせる。

とコメントしました、和訳すると長ったらしいですね。

ざっくり要約すると、

『90万人程度の雇用増加が継続されればテーパリングを議論するよ!』

ってなことを意味しています。

しかしながら、今回の雇用統計では伸びが鈍化していますので、

テーパリング(もしくは議論のスタート)は後退しそうですね。

テーパリング

テーパリングとは『量的緩和』の縮小を指します。

通常、FRBは、景気後退期に物価や景気の下支えのため政策金利を引き下げます。

政策金利ってほぼゼロ水準なんじゃないの?

そうなんです、そして金利引き下げ余地がない時に行うのが『量的緩和』です。

量的緩和は、

💰 国債

💰 住宅ローン担保証券

などなど、金融資産を大量に買い入れることで資金を市場に供給します。

これにより景気回復や長期金利低下の後押しとなります。

量的緩和により景気が正常に向かっていることが確認できると、

『量的緩和の縮小=テーパリング=金融資産の買い入れ額減少』を行います。

テーパリングは量的緩和による経済正常化の出口戦略ですね。

注意

この記事は特定の銘柄に対して購入を推奨するものではございません。

また、余裕資金の範囲で自己判断のもと投資しましょう。

今週の損益速報

ちょっと前にピクセル(2743)を損切り、▲70万円。

これは『IRへの参画』ってな大枠のシナリオがありました。

そんなんでIRレースから脱落確定後、直ぐに損切り。

プロレド(7034)の含み損が膨らみ、保有銘柄の今後の売買予定を見直しましたが、

大したシナリオがない事に気がついてしまいました、はい・・・

株価の上昇局面では、

晴れオトコ
晴れオトコ

コロナ禍、アフターコロナでも需要が見込める業績優良な企業だ!

なんてつもりで購入・保有してましたが今では、

『コロナ暴落からのリバウンドで買い漁った銘柄を売り時を見つけられず保有』

みたいな感じになってます。

『ギクッ!』っとした人もいるかもしれませんね・・・

要は、定量的に判断できるシナリオがなんもなかったんですよ。

長期投資をしてるつもりなのにシナリオが無いが故、短期的な金額の増減で右往左往。

株式投資をしていると、

小さい金額で株式投資してもリターンはたかが知れているよね?

なんて意見を持っている人もいますが、実践は学びが多いのは事実。

種銭(大金)がまとまってから机上のインプットだけで株式市場に乗り込むなんて・・・

考えただけで恐ろしい、少額でもこんな風ですが投資経験は身に付きます。

日々、勉強ですね。

今週末にでも保有株のシナリオを見直してみるとしますか。

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注目イベント【5月10日〜5月14日】

先週とり上げました『テーパリング』

今週は、テーパリングが及ぼす市場への影響を見てみましょう。

一般的にテーパリングが決定(もしくは議論がスタート)すると、

🚫 人為的に押し上げられた水準の株価が下落する。

🚫 長期金利が上昇(株式市場からの資金流出)

などなど、市場がネガティブな反応をすることが予想されます。

そして気になるのが、

前回テーパリングでは市場はどんな対応をしたの?

ですね。

前回のテーパリングに関しては、わかりやすい記事がありましたのでこちらを参照。

テーパー・タントラムの悪夢

FRBは2008年のリーマン・ショック以降、3度にわたって量的緩和(QE1~3)を実施。3度目は2012年9月に住宅ローン担保証券(MBS)、12月に長期国債を合計で月850億ドル購入することを決定しました。

その後の米国景気の回復により、2013年12月からFRBはテーパリングを開始。FOMC(米連邦公開市場委員会)の開催のたびにMBSと長期国債の月額購入額を50億ドルずつ減額し、2014年10月にQE3を終了しました。

テーパリングを始める前の2013年5月、バーナンキFRB議長がテーパリングを示唆し、長期金利が上昇。マーケットは大きく混乱しました。バーナンキFRB議長の発言前に1.9%台だった長期金利は9月に一時3%台となり、1%もの急騰劇(テーパー・タントラム)となったのです。

「バーナンキ・ショック」とも呼ばれる長期金利の急騰を受け、株式市場も下落。代表的な米株価指数であるS&P500種株価指数は、5月から6月にかけて5.8%の下落。FRBはマーケットとの対話に苦慮し、実際の利上げは2015年12月となりました。

テーパリングを示唆すると金融緩和の終了が近いとマーケットは考え、株式市場は下落する傾向にあるのです。ただ、米国株式市場はテーパー・タントラムによって短期的な調整局面があったものの、実際にテーパリングが始まると長期的な上昇局面となりました。

引用:HEDGE GUIDE

『では、今回はどうなるか?』

なんて記事がこれから増えそうですね。

しかしながら予想は予想、

『未来の事は誰にも分からない』

が答えでしょうね。

なんだその結論は!

って思う方もいるかもしれませんが、『分からない=何もしない』ではありません。

💡 一時的な下落があると想定して徐々に買い増し用のキャッシュを厚くする。

💡 テーパリング後、上昇相場への突入を見越して押し目での購入を進める。

💡 現時点んでは何も判断できないので静観。(これも行動のひとつ)

などなど、リスク許容度や市場との距離を見直す良い機会ですね。

ちなみに晴れオトコは現状維持を予定、積極的な買い場ではないとの判断です。

それでは皆さま、よい週末を。

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うーん、どっちの証券口座を開くか決められないな・・・

なんて人は楽天証券、SBI証券どちらの口座開設もしちゃいましょう。

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強いてどちらかと言えば、アプリの使いやすさから楽天証券がおすすめです。

ちなみに【SBI証券が選ばれる理由】にありましたWealthNaviに関してはこちらをご参照ください。

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